Bitchu瓦版  2017.6.4
宗治祭
435回忌
 毎年6月の第一日曜に開催される宗治祭ですが、今年は6月4日、清水宗治公が自刃した日、命日にあたります。梅雨の時期にもかかわらず、青空と爽やかな風の日中でした。
 県内外より、遠くは鹿児島からご参列があり、宗治公の遺徳がしのばれました。毎年、足をお運びになって下さる三原市の末近公の関係者の皆さま、また、今年は、山口県光市の清鏡寺の住職がお見えになっていたりと、400年を経ても尚続く「縁」に、感慨深い素敵な時間を過ごさせていただきました。
 
 
  開会前のにぎやかさ、これも、お掃除の行き届いた会場だからこその楽しさだと思います
 
 
   ご導師さま
 
 
  献茶に始まります
 
 
 
  宗治公の首塚
先日、古い絵葉書をネット上で見つけました。移転後に撮影された写真は、現在、こんもりと円墳のようになっているところが、石を積上げたもので、荒々しい感じでした。
本丸の北側の石垣も土に埋まっているようで、色々なものが埋まっています。
   
 
  備中高松城址保興会横田会長
備中高松城が『続日本100名城』に選ばれたことや、総社の清水男さまが、男爵家の清水家へ養子に入られ、清水家の跡取りとなられたことなど、お話されました。
 
 
   
 
  宗治公の首塚の前で、清水家を代表してごあいさつされる、清水男さま
清水家の戦国後の話を詳しく話され、備中高松城址が残った経緯、男爵をたまわる時に、明治天皇より「桐に菊」の家紋を頂いたことなどもお話下さいました。
 
 
県立高松農業高校の最上太鼓(さいじょうだいこ)
本丸に銅像がある高田馬治先生が校長を勤められていた歴史ある高校である


 

毎年、地元の方による、沢山の奉賛行事が行われています
 

 
今年も無事終了しました。今年は、歴史ファンがいつもより多くいた気がします。
何となく撮ったこの目線、電動車にのっておられた故林先生の目線だと、帰って気が付きました。この日も清鏡庵で、「水攻め饅頭」を買い求めました。かわらぬ美味しさで、林先生を思い出します。先生今年も無事に終わりました。よい宗治祭でした。