備 中 高 松 城 |
高田先生の地図からみえてきた地形と城跡 | 地図は高松城の研究者であった故高田馬冶氏の高松城址図を参考に作成致しました。高松城は、本丸・二の丸・三の丸と家中屋敷があり、その廻りを沼にかこまれた「沼城」。城の周囲には北沼・東沼・沼田・西沼があり、城と外部をつなぐ、人がすれ違えるかどうかの一本道と、「船橋」と呼ばれる仮設的橋があったと言われています。沼地は舟ですすめる程の水は無く、人も馬も踏み込めば足を取られる、そんな状況であったと言われ、秀吉の大軍をしても簡単に攻め落とせない城でした。 高松城跡や周囲を歩くと、田のあぜ道や水路が昔のまま残されている事がよく解かります。現在住宅等がある所を白色で示してみました。城跡部分に家が集中しているのがよく解かります。ここは元々宅地に適している地形であり、逆に田畑のキミドリの部分は沼地で宅地に向いていない事がわかります。この点からみても、城周辺が昔沼地であったという事が推測されるのです。 |
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