ごうやぶ 向こうに見えるのは最上稲荷の大鳥居
ごうやぶ gouyabui
 清水宗治が、小船に乗っていざ城を離れようとしたとき、月清入道の馬の口取の与十郎と、宗治の草履取の七郎次郎が、私達も連れていって欲しいと走り出てきました。宗治は、毛利家の為に1人でも残っておいて欲しいと二人の願いを聞き入れず舟を出しましたが、二人は三途の川で御待ちしていますと言い残し、刺し違えて倒れました。宗治は目を伏せて手を合わせたといいます。
 二人が刺し違えだ場所は、現在「ごうやぶ」といわれるところと言われています。