News Letter  2006.7.29
宗蓮寺の夏祭り 山陽新聞に、子供達が宗蓮寺にて「備中高松の水攻め」の劇を演じるとの記事を見つけ、夏祭りにおじゃましました。ソフトボールやバスケット、空手をしている地域の子ども達が子ども会の卒業記念に演じてくれます。今年で23回目の子供芝居だそうで、座長の秋山さんは、長い長い口上をつまることなくのべられておりました。すばらしいチームワークで、練習の成果がよくわかるすばらしい劇でした(実は私、学生の頃演劇部に所属)衣装もカツラも手作りです。

備中高松の水攻めは、二番手で、約10分の劇。最初に、黒田官兵衛、秀吉、安国寺恵瓊が登場し、水攻めの策略を練ります。3人が去り、後ろの幕がさっと開くと、備中高松城と小船にのった、月清入道、清水宗治、末近信賀が自刃する場面となります。なかなかの演出です。

宗治(中)が誓願寺(能)を舞い、3人が時世の句を読んで切腹。3人一緒に倒れるところがかわいらしかったです。観客席のおばあちゃん達も拍手。切腹や時世の句、子供達には難しかったかもしれませんが、400年も昔、この地元に勇敢に戦い、散った清水宗治という武将がいた事を、いつまでも忘れないでいてほしいと思いました。宗蓮寺の皆様、子供達、どうもありがとう。
(登場人物は聞き取れないところもあり、違っておりましたらご指摘ください。)