出雲のシンボル 松江城 の巻                2003.8.10
松江城
 山陰唯一の天守閣は六層(外観は五層)、下見板張りといわれる黒く塗った板壁が重厚な印象を与えます。千鳥破風も上が白壁で下が黒の板張りというメリハリの効いたデザイン、なかなか名城です。
 写真ではわかりにくいですが、左の下から屋根二段を使った石落としや、内部の木材を束ねた柱は、現在の集成材にていますが、全国でもあまり見られないものだとおもいます。階段は桐の木材で出来ています。桐は軽いので篭城の時に取り外しやすい為といわれているようです。
 最上階からは松江市街地が一望、宍道湖(しんじこ)も見えます。北には尼子十旗の白鹿城も見えます。
 関ヶ原後、出雲に派遣された堀尾氏は、城をどこに築くか思案したところ、毛利元就が尼子を攻めた時に、陣をココに置いた事から、元就が選んだところならば戦略の上で間違いないと決めたとも聞きました。
 松江城の南、中、太鼓櫓は、平成に復元されたものです。

 松江城天守閣入場料 一般500円