備中松山城 平成の大修理 の巻 2003.3.1 | |
備中松山城 | |
平成15年1月に備中松山城平成の大修理が終わりました。2月より年度内は無料だと聞いていたので、行ってきました。かなり盛況で、入城料を取ればいいのにと思いました、笑。ボロボロだったしっくいもピカピカで、壁の角も鋭角になったせいか、なんとなく細くなった感じがしました。何度見ても惚れ惚れします。登城中に知り合った家族が、「日本の城で一番は?」と聞かれ、「姫路城もきれいですが、やっぱし備中松山城が一番ですよね~。」と言ってしまう、地元バカな私をさらけ出してしまいました。反省(-_-;) ゲギョと呼ばれる棟飾りが、新しくなって目立っていました。内部は、途中から取り替えられた柱もいくつか見られました。一本変な補強されていた柱があったのですが、今から思えば、通し柱だったのかも・・・抜けん! それにしても、塗り替えられたしっくいがこんなにキレイだとは思いませんでした。光に映え、窓から入ってくる風さえもそよ風~のように感じます。(実際はかなり寒い) 右上の写真に、今回改修の原因になった石垣が見えます。石垣が膨らんで建物が傾きました。そのため、建物をジャッキアップ、歪みをターンバックルで補正されて戻したようです。石垣は、一度ばらした時、内側へ石垣の跡が見つかり、以前の補修の時に間違って積み直したようで、元の位置に戻されました。なので、そのあたりがやけにすっきりしています。見学中に、その石垣の横を歩いているおじさんがいました。危険です。やめましょう。その下は谷です。(空堀かもよっ) 現在、備中松山城のページを作るぺく、資料集め中。天守閣の改修工事は江戸時代、水谷(みずのや)氏も改修していますが、今週末、水谷勝宗公の墓があります泉岳寺に行ってまいります。お墓は拝観できないとの事ですが、ゆかりの地ということで、とても楽しみです。 |
写真:左から しっくいの映える格子窓、天守閣、積みなおされた石垣