お 城 め ぐ り 日 記
京都
黄梅院
 毛利・清水氏ゆかり、京都大徳寺黄梅院を尋ねての巻   2007.5.1
 京都へ行ってきました。大徳寺黄梅院(だいとくじ おうばいいん)、清水宗治の嫡男、清水景治のお墓があります。
 景治のお墓は萩城内洞春寺にありましたが、山口へお寺が移された時、不明になっています。大徳寺にゆかりが深かったのでしょうか、黄梅院にもあるそうです。というのが、黄梅院には、織田信長をはじめ毛利隆元、小早川隆景、名だたる武将のお墓がありますが、檀家さんのお墓も同じ場所にある為、一般の人は拝見することができないのです。
 信長の墓があることで知られ、秀吉がお寺を創建したといわれています。なので創建は天正10年、備中高松水攻めの年なのです。隆景も深くかかわり、豊臣家も小早川家もなきあとは、毛利家が帰依してきたようです。
 今回は春の特別拝観で見学が可能に、残念ながら写真は不可の為、門前のみの写真ですみません。
 門をくぐると、左に陣鐘?のかかったお堂が、この鐘、加藤清正が朝鮮から持ち帰ったものだそうです。正面は庫裏(くり)、その左奥に唐門があり、ここが昔使用していた門だそうです。拝観は、そのさらに左側の庭の道を歩いて、右に左に茶室と待合をすり抜けるように歩くと新しい建物の入口へ、そこからも長い長い廊下を歩く間、たくさんの茶室が、いったいここにはいくつの茶室があるのでしょうか?廊下の途中に信長、毛利、小早川氏のお墓のパネルが置いてあり、後で聞いたところ、その奥にお墓があるので、そこへ展示しているとのことでした。
 本堂は改修はしつつも450年前そのままに残っており、枯山水の庭など、その当時をそのままに現在も美しくあります。庭には、秀吉の寄進した石、清正が朝鮮から持って帰った灯篭なども見られます。
 次回機会があれば、またいってみたいと思う新緑が美しい黄梅院でした。

 写真・・・左 黄梅院 右 塀の瓦